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拍手まとめ①

拍手のお礼画面の変更に伴い
今まで載せていた分を加筆修正してまとめました。

■千京
■架空設定・ショタ京ちゃんと千家伊織



ひどい不定期更新であるにも関わらず
ご訪問くださる方々、拍手やメッセをくださっている方々、
いつも本当にありがとうございます!
拝見するたびに喜んでおります~!


__________
①ショタ京一郎と伊織おじちゃま
「伊織おじちゃま、僕お絵かきしました」
嬉しそうに千家の元に紙を持ってきた京一郎。
両手で大きく紙を広げて見せてくる。
「ふぅん?」
書類に署名を終えてから、千家は絵を見やった。
紙に描かれたのは、大きな家と、その中にいるのは笑顔の…おそらく千家と京一郎。
明るい色で元気よく描かれた絵は、目いっぱいの『幸せ』が表現されていた。
千家は、京一郎を褒めるよりも叱ることの方が多いというのに。
予想外の絵に思わず手が止まる。
紙を受け取ってじっくりと眺めた。
「…上手に描けている」
口角が上がりそうになるのを堪える。
胸に満ち溢れてくるこの感情はなんだろうか。


千家は書類の上にそっと絵を置いた。
京一郎の両脇に手を差し込み抱き上げる。
「さて、京一郎画伯。本日の中食は何が食べたい?」
そのまま膝の上に座らせて、頭を撫でてやる。
「僕、お煎餅が食べたいです!」
いっぱいの笑顔で見上げてくる子供。
「煎餅はおやつだというのに…」
今度こそ笑みがこぼれた千家だった。
②ショタ京一郎と伊織おじちゃま2
「京一郎。こっちへおいで」
千家が執務机から京一郎を呼んだ。
「はぁい!」
元気よく返事をして、小さな京一郎は千家の元へ駆け寄る。
遠慮なく千家の膝へよじ登って座り、美しい保護者を見上げた。
「なんですか、千家おじちゃま」
千家は、その行儀の悪さを特に咎めはしない。
普段は規律を厳しく躾けているが、二人だけの時は無礼講としていた。
そして京一郎もそれをしっかりと理解している。
「中食にしよう。お前は何が食べたい?」
微笑みながら、柔らかく素直な髪の毛を梳く。
「うーん……ぼく、おせんべいが食べたいです!」
考えた末に、嬉しそうにそう提案する。
失笑しながら千家は京一郎の腹をぽんぽんと叩いた。
「煎餅はおやつだ。食事をきちんと摂らないと、強い男になれんぞ」
脅すような言葉を選ぶと、京一郎には効果覿面だったようだ。
「!…お、お昼は、えぇと、ううん…白いお魚が食べたいです!」
男児として当然ながら、最近の京一郎は『強い男』に憧れている。
一方で『強い男』とは反して色白で小さな少年を見ていると、微笑ましい気持ちにもなる。
京一郎が来てからというもの、千家の心は凪ぐことが多くなった。
京一郎と共にあるときだけは…。

_術式作戦という、部下に死してなお戦えと命じる身としては良からぬ傾向だ。
だが千家は、京一郎との時間が嫌ではない。
非人道的な陣頭指揮を執る幕間だけでいい、この安らぎに身を浸していたい。

「わかった、白いお魚、だな」
撫でた頭からは、子供特有の太陽の匂いがする。
千家の心を照らす温かな光の子…_

③ショタ京一郎と伊織おじちゃま3

蝉時雨の降る暑い日。
千家は木陰から、走り出そうとする京一郎を呼び止めた。
「京一郎、帽子をかぶりなさい」
千家に走り寄った少年の頭に、麦わら帽子を被せる。
「暑いですー…」
京一郎は頬を膨らませて唇を尖らせた。
蒸れるのが不快なのか、帽子の鍔を両手で握って、脱ごうとする。
ちなみに今は二人だけなので、無礼講の時間だった。
「馬鹿。太陽の熱にやられる」
千家は苦笑し、頭上から麦わら帽子を軽く押し返した。
「はぁい…」
不服そうにしながらも、京一郎は帽子を被ったまま光の元へ駆け出した。



一時間後。

木の根に腰を下ろし幹に上半身を預けて、千家はぐったりとしていた。
「千家おじちゃま、だいじょうぶですか?僕のお帽子かしてあげます。お、お水のみますか?僕のお水あげます」
そんな千家の近くを、べそをかきながらうろうろとする京一郎。
自分の帽子も水筒も差し出して、千家のことを心配している。
「…だい、じょうぶだ、京一郎……」
嘘ではない、異変に気付けばすぐに平岡が来るだろう。

京一郎に注意しながら自らが熱にやられるとは。
千家は自分の身を呪いながら、初めて平岡が来る事を心待ちにした。

④ショタ京一郎と千家おじちゃま4
今日は呪詛が強い。
千家は、突然の強い不調に苦しみながら執務机で悶えていた。
「く…っ、…ん、なんだ…京一郎?…私は少し休む、今は膝には…」
今の千家には、京一郎を抱き上げる気力はなかった。
そんな心情を知ってか知らずか、京一郎は千家の膝に両手を置くだけで登ってこなかった。
そして涙声でか細く言った。
「痛いの痛いのとんでけぇ…」
千家の膝を撫でながら、何度もそう繰り返す。
額に汗を滲ませながら、千家は苦笑した。


⑤ショタ京一郎と千家おじちゃま5
「こら、京一郎、どこを触って…やめ、あぁ、やめなさい、おい、やめろ」
⑥ショタ京一郎と千家おじちゃま6

「こら京一郎。膝の上に乗っていては仕事ができないだろう。あちらのソファで『アフリカにおける白人優越主義』を読んでいなさい。読んだ内容をまとめて報告書を書けたら褒美をやろう」
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