千家京一郎とホムンクルス伊織
原作シナリオ様がホムンクルス伊織のツイートをされており
興奮して書いてしまいました。
千京千、エロなし。
ショタ。
_____________
9歳程度の可憐な少年が、振り返って私を見た。
「あー。あー。」
窓の外を指差して、何かを訴えかけている。
膝を突いて少年の目線に下がり、外を見やる。
そこには紫の花を付けたたくさんの桔梗があった。
この研究室を作るときに植えさせたものだった。
花と私の顔を交互に見やり、少年は笑った。
「あー。あー。」
私に見せたかったのだと、嬉しそうに。
言葉を紡ぐことはできずとも、少年の言いたい事は私に良く伝わった。
「とても美しいね。」
思わず頬が緩む。
自分の袖を掴んでいる少年の頭を優しく撫でた。
相変わらず、さらさらと絹のような手触りの髪だ。
私の愛撫を気持ち良さそうに受ける少年。
おいで、と言って両脇を持ち上げると、素直に私の胸に飛び込んでくる。
抱き上げた少年からは、まだ薬品の臭いがしていた。
試験管から出してはや数日経ったというのに。
「伊織、桔梗の花言葉を知ってる?」
「んー」
ふるふると頭を振った。
その仕草があまりにも可愛くて、私は笑ってしまった。
「うー」
無知を笑われたと思ったのか、怒ったような表情をする。
私は謝りながら、言葉を続けた。
「伊織があんまり可愛いから、嬉しくて笑ったんだよ」
そう言って頬を撫でてやると、照れたようにはにかんだ。
「あー」
思い出したように伊織は、私の着物をくいっと引っ張った。
「そうそう、花言葉だね」
キラキラと目を光らせて、伊織は私を見つめた。
「…桔梗の花言葉は、永遠の愛、誠実、従順。」
笑うことも忘れて、私は伊織を見つめ返した。
「ねぇ伊織。どうして私を置いていったんですか」
「私は、貴方と共に死にたかった」
「何が共犯者ですか。貴方一人ですべて、っ…背負って……」
滲む涙が視界をぼやけさせた。
伊織を抱き上げている手が震える。
「私も貴方と、死にたかったよ」
この子は『千家伊織』ではない。
臭いも年齢も記憶も経験も違う。
だが言葉で恨み言を紡いでしまう。
見た目は幼い千家伊織なのだから。
「私も貴方と一緒に、」
「あー」
抱き上げた伊織は、京一郎の頬や頭を何度も撫でた。
京一郎の涙を手のひらで不器用に拭い、悲しそうな顔をして。
この子は京一郎の知っている『伊織』ではないのに、
「どうして、貴方はそうっ、…」
…-己以外に優しいのか。
溢れ出た涙を止められぬまま、京一郎は伊織を強く抱きしめた。
ずっと、日が沈んで部屋が暗くなるまで、ずっとそうしていた。
「伊織…愛してるよ………」
京一郎の瞳は、暗闇の中で不気味な光をたたえていた。
そんな京一郎を知ってか知らずか、少年は笑う。
「あー。」
『自らに向けられた言葉』だと思い込んで。
興奮して書いてしまいました。
千京千、エロなし。
ショタ。
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9歳程度の可憐な少年が、振り返って私を見た。
「あー。あー。」
窓の外を指差して、何かを訴えかけている。
膝を突いて少年の目線に下がり、外を見やる。
そこには紫の花を付けたたくさんの桔梗があった。
この研究室を作るときに植えさせたものだった。
花と私の顔を交互に見やり、少年は笑った。
「あー。あー。」
私に見せたかったのだと、嬉しそうに。
言葉を紡ぐことはできずとも、少年の言いたい事は私に良く伝わった。
「とても美しいね。」
思わず頬が緩む。
自分の袖を掴んでいる少年の頭を優しく撫でた。
相変わらず、さらさらと絹のような手触りの髪だ。
私の愛撫を気持ち良さそうに受ける少年。
おいで、と言って両脇を持ち上げると、素直に私の胸に飛び込んでくる。
抱き上げた少年からは、まだ薬品の臭いがしていた。
試験管から出してはや数日経ったというのに。
「伊織、桔梗の花言葉を知ってる?」
「んー」
ふるふると頭を振った。
その仕草があまりにも可愛くて、私は笑ってしまった。
「うー」
無知を笑われたと思ったのか、怒ったような表情をする。
私は謝りながら、言葉を続けた。
「伊織があんまり可愛いから、嬉しくて笑ったんだよ」
そう言って頬を撫でてやると、照れたようにはにかんだ。
「あー」
思い出したように伊織は、私の着物をくいっと引っ張った。
「そうそう、花言葉だね」
キラキラと目を光らせて、伊織は私を見つめた。
「…桔梗の花言葉は、永遠の愛、誠実、従順。」
笑うことも忘れて、私は伊織を見つめ返した。
「ねぇ伊織。どうして私を置いていったんですか」
「私は、貴方と共に死にたかった」
「何が共犯者ですか。貴方一人ですべて、っ…背負って……」
滲む涙が視界をぼやけさせた。
伊織を抱き上げている手が震える。
「私も貴方と、死にたかったよ」
この子は『千家伊織』ではない。
臭いも年齢も記憶も経験も違う。
だが言葉で恨み言を紡いでしまう。
見た目は幼い千家伊織なのだから。
「私も貴方と一緒に、」
「あー」
抱き上げた伊織は、京一郎の頬や頭を何度も撫でた。
京一郎の涙を手のひらで不器用に拭い、悲しそうな顔をして。
この子は京一郎の知っている『伊織』ではないのに、
「どうして、貴方はそうっ、…」
…-己以外に優しいのか。
溢れ出た涙を止められぬまま、京一郎は伊織を強く抱きしめた。
ずっと、日が沈んで部屋が暗くなるまで、ずっとそうしていた。
「伊織…愛してるよ………」
京一郎の瞳は、暗闇の中で不気味な光をたたえていた。
そんな京一郎を知ってか知らずか、少年は笑う。
「あー。」
『自らに向けられた言葉』だと思い込んで。
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無題
はじめまして!
ヤンデレ京千素敵です!!!
館千もたくさん置いていらっしゃるのですね。ミナギル!!
またUPされるの楽しみにしています(*^o^*)
ヤンデレ京千素敵です!!!
館千もたくさん置いていらっしゃるのですね。ミナギル!!
またUPされるの楽しみにしています(*^o^*)
>あび清十郎さん
- ぐる子
- 2015/10/03(Sat)12:53:32
- 編集
わ~はじめまして!
ヤンデレいいですよね(*´▽`*)
非公式ですが、館千が最萌ですwミナギル!!
そう言っていただけると嬉しいです。
ありがとうございます!
ヤンデレいいですよね(*´▽`*)
非公式ですが、館千が最萌ですwミナギル!!
そう言っていただけると嬉しいです。
ありがとうございます!
