腐れ卵妄想2
バクジャン。pixiv掲載分加筆修正。
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ゴミ山に住むバクシー・クリステンセン少年は、ある男にヤられた。
ケツに汚いイチモツをぶち込まれた。
ただ、バクシー少年はそれをなんとも思わなかった。
殺されなかっただけマシだったし、男は金を置いていったからだ。
だから、彼にも彼自身の行動の動機はわからない。
ただ、あの男の行動を知ろうと思った。
バクシーは、その男の後をつけることが日課になった。
バクシーは、男をつけ回すことで、必然的にある教会の孤児院に通うことになった。
そこで、信じられないものを見つけた。
美しい金髪の少年、ジャンカルロ。
自分と同じように男に犯されている。
少し違うのは、男がジャンカルロに執着していることか。
自分と同じような境遇、同じような体験をしているにもかかわらず、ジャンカルロは綺麗なままだった。
激しい嫉妬が湧き上がった。
バクシーは今日も男をつけた。
男はいつものように孤児院に向かい、一人で遊んでいたジャンカルロを捕まえたのだった。
その日バクシーは驚くべき光景を目にした。
男に犯されているジャンの様子がおかしい。
今まで行為中は泣き叫んでいたはずなのに、今日は快楽を貪っているようにさえ見える。
昨日まで妬ましいほどに純粋だったジャンカルロが、今日は自分と同じところにいるような気がする。
おかしいと思った。
バクシーは考えた。
次の日バクシーは本を盗んだ。
それは高級な本で、有名な心理学者が書いた本だった。
いつものゴミ山でバクシーは一人、貪るようにその本を読んだ。
ページを進めるうちにビンゴにぶち当たった。
『多重人格』
『強いストレスや心的外傷が原因で』
これだと思った。
バクシーは今までにない歓喜を覚えた。
純粋なジャンカルロに、あんなにも自分に似た顔がある。
「ジャン…」
恍惚とした。
あのジャンが人を殺したら、どうなるだろう?
ジャンは?ジャンカルロは…?
バクシーの興味は尽きることがなかった。
ワクワクしながらもう一度本を開いた。
今度話しかけてみよう。
ジャンに。
その日もいつものように男をつけた。
いつもどおり男はジャンを犯し、帰った。
物陰で男をやりすごしたバクシーは、衣服を直すジャンに近づいて話しかけた。
「…んだよテメー。ヤりたいのか?」
近づく少年に気づいたジャンは、そう言って不敵に微笑んだ。
ー案の定だ。
一連の動作を見ただけで理解できた。
ジャンはジャンカルロとは全く違う性格だった。
バクシーは、ジャンを自分のものにしたいと思った。
独占欲というものを感じたのは生まれて初めてだった。
この日、男のことを教えてやると言って、バクシーはジャンの時間を占領した。
男をつけまわして得た情報を小出しに話した。
そして、次に会う約束を交わした。
次会った時も情報を小出しにして話し、さらに次の約束を。
そうして何度も逢瀬を重ねるうちに、ジャンはジャンカルロのことをぽつぽつと口にし始めた。
「あの男はジャンカルロを裏切った。いつか殺してやる」
「ジャンカルロはとても純粋で」
「ジャンカルロは」
ジャンカルロのことを話すとき、ジャンはとても愛おしそうな顔をした。
まるで恋するお姫様を見るような眼差しで。
バクシーは考えた。
どうしたら、ジャンは自分のものになるのだろう?
短期的な計画ではダメだ。
もっと中長期的に先を見なければいけない。
孤児院を見張っていてバクシーは理解した。
ジャンの父親は、あいつだ。アレッサンドロ。あいつは、CR:5の親玉だ。
アレッサンドロの様子からして、ジャンカルロはそのうちCR:5構成員に組み込まれるだろう。
しかも人懐っこくてラッキーなジャンカルロのことだ。
ヘタをすれば幹部、それ以上に取り立てられるかもしれない。
これだと思った。
ジャンカルロの居場所を消してしまえばいい。
そうすればジャンカルロは、ジャンは自分のところに来るしかない。来るに違いない。
これは賭けだ。
バクシーの人生をベットした最大の賭け。
バクシーはこれから育ちそうな組織に目をつけた。
グレイブ・ディガー、通称GD。
バクシーはGDの組員を捕まえて自分を入れるよう交渉した。
幸いバクシーは裏社会のことは理解していたし、気に入らないやつはぶん殴ってきたので腕っ節も強かった。ゴミ山で拾って遊んでいたので銃の扱いにも長けている。
GDは喜んでバクシーを受け入れた。
組織に入ってすぐ、バクシーは人を撃てる正規の拳銃を手に入れた。
それを、ジャンに貸してやった。
ジャンは男を殺した。
ジャンカルロは殺された男に涙した。
あまりに上手くことが運んで、バクシーはほくそ笑んだ。
これで当分ジャンには会えないかもしれない。
しかし近い将来に必ずジャンと会ってみせる。いや、手に入れてみせる。
それまでにGDで上り詰めて、ジャンを受け入れる体制を作らねばならない。
バクシーはワクワクした。
自分がなんでもできるような気がした。
下手な麻薬を打つよりもよっぽどファッキンな気分だった。
「覚悟しろよォ、キッティちゃん…」
1へ◆3へ
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ゴミ山に住むバクシー・クリステンセン少年は、ある男にヤられた。
ケツに汚いイチモツをぶち込まれた。
ただ、バクシー少年はそれをなんとも思わなかった。
殺されなかっただけマシだったし、男は金を置いていったからだ。
だから、彼にも彼自身の行動の動機はわからない。
ただ、あの男の行動を知ろうと思った。
バクシーは、その男の後をつけることが日課になった。
バクシーは、男をつけ回すことで、必然的にある教会の孤児院に通うことになった。
そこで、信じられないものを見つけた。
美しい金髪の少年、ジャンカルロ。
自分と同じように男に犯されている。
少し違うのは、男がジャンカルロに執着していることか。
自分と同じような境遇、同じような体験をしているにもかかわらず、ジャンカルロは綺麗なままだった。
激しい嫉妬が湧き上がった。
バクシーは今日も男をつけた。
男はいつものように孤児院に向かい、一人で遊んでいたジャンカルロを捕まえたのだった。
その日バクシーは驚くべき光景を目にした。
男に犯されているジャンの様子がおかしい。
今まで行為中は泣き叫んでいたはずなのに、今日は快楽を貪っているようにさえ見える。
昨日まで妬ましいほどに純粋だったジャンカルロが、今日は自分と同じところにいるような気がする。
おかしいと思った。
バクシーは考えた。
次の日バクシーは本を盗んだ。
それは高級な本で、有名な心理学者が書いた本だった。
いつものゴミ山でバクシーは一人、貪るようにその本を読んだ。
ページを進めるうちにビンゴにぶち当たった。
『多重人格』
『強いストレスや心的外傷が原因で』
これだと思った。
バクシーは今までにない歓喜を覚えた。
純粋なジャンカルロに、あんなにも自分に似た顔がある。
「ジャン…」
恍惚とした。
あのジャンが人を殺したら、どうなるだろう?
ジャンは?ジャンカルロは…?
バクシーの興味は尽きることがなかった。
ワクワクしながらもう一度本を開いた。
今度話しかけてみよう。
ジャンに。
その日もいつものように男をつけた。
いつもどおり男はジャンを犯し、帰った。
物陰で男をやりすごしたバクシーは、衣服を直すジャンに近づいて話しかけた。
「…んだよテメー。ヤりたいのか?」
近づく少年に気づいたジャンは、そう言って不敵に微笑んだ。
ー案の定だ。
一連の動作を見ただけで理解できた。
ジャンはジャンカルロとは全く違う性格だった。
バクシーは、ジャンを自分のものにしたいと思った。
独占欲というものを感じたのは生まれて初めてだった。
この日、男のことを教えてやると言って、バクシーはジャンの時間を占領した。
男をつけまわして得た情報を小出しに話した。
そして、次に会う約束を交わした。
次会った時も情報を小出しにして話し、さらに次の約束を。
そうして何度も逢瀬を重ねるうちに、ジャンはジャンカルロのことをぽつぽつと口にし始めた。
「あの男はジャンカルロを裏切った。いつか殺してやる」
「ジャンカルロはとても純粋で」
「ジャンカルロは」
ジャンカルロのことを話すとき、ジャンはとても愛おしそうな顔をした。
まるで恋するお姫様を見るような眼差しで。
バクシーは考えた。
どうしたら、ジャンは自分のものになるのだろう?
短期的な計画ではダメだ。
もっと中長期的に先を見なければいけない。
孤児院を見張っていてバクシーは理解した。
ジャンの父親は、あいつだ。アレッサンドロ。あいつは、CR:5の親玉だ。
アレッサンドロの様子からして、ジャンカルロはそのうちCR:5構成員に組み込まれるだろう。
しかも人懐っこくてラッキーなジャンカルロのことだ。
ヘタをすれば幹部、それ以上に取り立てられるかもしれない。
これだと思った。
ジャンカルロの居場所を消してしまえばいい。
そうすればジャンカルロは、ジャンは自分のところに来るしかない。来るに違いない。
これは賭けだ。
バクシーの人生をベットした最大の賭け。
バクシーはこれから育ちそうな組織に目をつけた。
グレイブ・ディガー、通称GD。
バクシーはGDの組員を捕まえて自分を入れるよう交渉した。
幸いバクシーは裏社会のことは理解していたし、気に入らないやつはぶん殴ってきたので腕っ節も強かった。ゴミ山で拾って遊んでいたので銃の扱いにも長けている。
GDは喜んでバクシーを受け入れた。
組織に入ってすぐ、バクシーは人を撃てる正規の拳銃を手に入れた。
それを、ジャンに貸してやった。
ジャンは男を殺した。
ジャンカルロは殺された男に涙した。
あまりに上手くことが運んで、バクシーはほくそ笑んだ。
これで当分ジャンには会えないかもしれない。
しかし近い将来に必ずジャンと会ってみせる。いや、手に入れてみせる。
それまでにGDで上り詰めて、ジャンを受け入れる体制を作らねばならない。
バクシーはワクワクした。
自分がなんでもできるような気がした。
下手な麻薬を打つよりもよっぽどファッキンな気分だった。
「覚悟しろよォ、キッティちゃん…」
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