見合い話の館千
千家に見合いの話がでて焦っちゃう館林様。
真相エンド後、館林邸に保護されている千家な館千。
続くかもしれない。
________________
「……見合い?」
館林開は目を見開いて姉を見た。
「ええ。可愛らしいお嫁さんを頂けばよろしいのよ。そうすればきっと自分の身を大切になさるでしょうし」
お家も存続できるわ。
口元に半分開いた扇子をあてながら目元で微笑んだ。
正論だ。館林は返す言葉もない。
見合いをして嫁を貰う。
当然の解決策ではあるのに、どうしても賛同することができない。
あの千家が見合いするなどと考えたこともなかったし、女と添い遂げる千家など想像もつかない。…想像などしたくもない。
そんな館林の胸中を知ってか知らずか、姉は楽しそうに喋り続ける。
「千家様は眉目秀麗でいらっしゃるからねぇ…軍の地位が多少下がってもお家柄は良いし、なによりご本人が禁欲的で仕事熱心な方ですもの。お近づきになりたいお嬢様方が何人もいらっしゃってね。一応相応のお家と容姿のお嬢様を選んでお話を伺ってきたのだけれど、皆様器量よしで素敵なお嬢様ばかりだったわよ」
余計なことを。
込み上げてくる罵り言葉を抑えるのに必死で、館林は黙りこくって姉の話を聞いていた。
***
「……見合い?」
夕食の席で千家に話をした。
黙っていたかったが、念を押された挙句、爺やにまで言付けていた。
いっそ千家に話してしまえばいいと思った。
千家が見合いを受けるはずがない、そんな自信があった。
…そんなことばかり考えている自分に辟易した。
千家のことを本当に考えるなら、見合いを勧めるべきなのだ。
見合い話を喜んで教えるべきなのだ。
なのに、…
「あ、あぁ。姉が、貴様のことを心配していてな、その、別に気乗りしないのなら気にしなくても良いし、だが、家の再興など考えれば、あ、会ってみたらいいかもしれない、な…」
喜ぶべきだ。
勧めるべきだ。
わかってはいても口調が硬くなる。
目を合わせることができず、視線は皿に落としたままだった。
千家は両腕を組んで首を傾げて笑った。
館林の様子を観察するように。
「ふぅん?……悪くないかもしれんな」
予想外の言葉を聞いて、館林は勢いよく顔を上げた。
「そ…っ………そう、か」
笑おうとする顔が引き攣る。
「そ、そうだな。貴様も私もとっくに身を固めているべき年だ。そうか、貴様もとうとう結婚を考えるか。ははは、私も姉に見合い相手を見繕ってもらわないとな」
はは、と乾いた笑いを零す。
視線を落とすと冷めかけたスゥプがある。
間がもたず、銀細工のスプゥンを手にして飲む。
好物の部類であるスゥプの味がわからない。
何やら手が震えてカチャカチャと銀と皿が擦りあう。
「…ほう?」
千家が椅子から立ち上がって近づいてきた。
館林はスプゥンを置いて見上げた。
館林の口元に千家がすっと人差し指を添えたかと思うと、冷たい指が触れる。
口元についていたであろうスゥプを拭い取り、ぺろりと舐めた。
官能的な一連の仕草に、館林の一部がずくりと反応した。
「私は見合いなどしない」
はっきりとした口調で千家が言った。
館林は呆然として、妖艶に笑う千家を見上げた。
「館林。貴様は見合いをするのか?」
千家の唾液に濡れた指が、館林の唇に触れて、膨らみをなぞる。
ごくりと唾を飲み込んで、館林は立ち上がった。
2へ
真相エンド後、館林邸に保護されている千家な館千。
続くかもしれない。
________________
「……見合い?」
館林開は目を見開いて姉を見た。
「ええ。可愛らしいお嫁さんを頂けばよろしいのよ。そうすればきっと自分の身を大切になさるでしょうし」
お家も存続できるわ。
口元に半分開いた扇子をあてながら目元で微笑んだ。
正論だ。館林は返す言葉もない。
見合いをして嫁を貰う。
当然の解決策ではあるのに、どうしても賛同することができない。
あの千家が見合いするなどと考えたこともなかったし、女と添い遂げる千家など想像もつかない。…想像などしたくもない。
そんな館林の胸中を知ってか知らずか、姉は楽しそうに喋り続ける。
「千家様は眉目秀麗でいらっしゃるからねぇ…軍の地位が多少下がってもお家柄は良いし、なによりご本人が禁欲的で仕事熱心な方ですもの。お近づきになりたいお嬢様方が何人もいらっしゃってね。一応相応のお家と容姿のお嬢様を選んでお話を伺ってきたのだけれど、皆様器量よしで素敵なお嬢様ばかりだったわよ」
余計なことを。
込み上げてくる罵り言葉を抑えるのに必死で、館林は黙りこくって姉の話を聞いていた。
***
「……見合い?」
夕食の席で千家に話をした。
黙っていたかったが、念を押された挙句、爺やにまで言付けていた。
いっそ千家に話してしまえばいいと思った。
千家が見合いを受けるはずがない、そんな自信があった。
…そんなことばかり考えている自分に辟易した。
千家のことを本当に考えるなら、見合いを勧めるべきなのだ。
見合い話を喜んで教えるべきなのだ。
なのに、…
「あ、あぁ。姉が、貴様のことを心配していてな、その、別に気乗りしないのなら気にしなくても良いし、だが、家の再興など考えれば、あ、会ってみたらいいかもしれない、な…」
喜ぶべきだ。
勧めるべきだ。
わかってはいても口調が硬くなる。
目を合わせることができず、視線は皿に落としたままだった。
千家は両腕を組んで首を傾げて笑った。
館林の様子を観察するように。
「ふぅん?……悪くないかもしれんな」
予想外の言葉を聞いて、館林は勢いよく顔を上げた。
「そ…っ………そう、か」
笑おうとする顔が引き攣る。
「そ、そうだな。貴様も私もとっくに身を固めているべき年だ。そうか、貴様もとうとう結婚を考えるか。ははは、私も姉に見合い相手を見繕ってもらわないとな」
はは、と乾いた笑いを零す。
視線を落とすと冷めかけたスゥプがある。
間がもたず、銀細工のスプゥンを手にして飲む。
好物の部類であるスゥプの味がわからない。
何やら手が震えてカチャカチャと銀と皿が擦りあう。
「…ほう?」
千家が椅子から立ち上がって近づいてきた。
館林はスプゥンを置いて見上げた。
館林の口元に千家がすっと人差し指を添えたかと思うと、冷たい指が触れる。
口元についていたであろうスゥプを拭い取り、ぺろりと舐めた。
官能的な一連の仕草に、館林の一部がずくりと反応した。
「私は見合いなどしない」
はっきりとした口調で千家が言った。
館林は呆然として、妖艶に笑う千家を見上げた。
「館林。貴様は見合いをするのか?」
千家の唾液に濡れた指が、館林の唇に触れて、膨らみをなぞる。
ごくりと唾を飲み込んで、館林は立ち上がった。
2へ
PR
この記事にコメントする
無題
- クリ山
- 2014/12/04(Thu)00:52:31
- 編集
(*∂∀∂*)これは…
続き待ってる!!
伊織ちゃんの館林様で遊ぶ感じが楽しそうでニコニコしたね…
この二人はとこまで行ってる設定だろう?真相エンド後すぐだけど…エッチする仲?いたずらに千家が口付けたりする程度?(*∂∀∂*)ひゃあ股間にちんが生えてきそう!
続き待ってる!!
伊織ちゃんの館林様で遊ぶ感じが楽しそうでニコニコしたね…
この二人はとこまで行ってる設定だろう?真相エンド後すぐだけど…エッチする仲?いたずらに千家が口付けたりする程度?(*∂∀∂*)ひゃあ股間にちんが生えてきそう!
>クリリン
- ぐる子
- 2014/12/05(Fri)00:13:59
- 編集
続きありがと~~><*
館千エロが脳内でフィーバーしたら書くと思います(笑)
伊織ちゃんは通常精神的に攻めな気がするね…
一応この二人はヤってしまってます。関係できてる設定で見合いがキターーーみたいな展開です♡
最後wwwwwwwwwwwwちん生えてきたwwwwwwwwwwwww
館千エロが脳内でフィーバーしたら書くと思います(笑)
伊織ちゃんは通常精神的に攻めな気がするね…
一応この二人はヤってしまってます。関係できてる設定で見合いがキターーーみたいな展開です♡
最後wwwwwwwwwwwwちん生えてきたwwwwwwwwwwwww
><きゃーっ
- あやともゆう
- 2014/12/08(Mon)12:40:19
- 編集
久しぶりにPCつけたらこここここのおはなしっ!すきっ!!
もう声まで聞こえてきそう…
しばらく館千妄想してなかったから嬉しいですー
ありがとととととと!!!(*´д`*)
もう声まで聞こえてきそう…
しばらく館千妄想してなかったから嬉しいですー
ありがとととととと!!!(*´д`*)
>ゆうさん
- ぐる子
- 2014/12/09(Tue)21:27:23
- 編集
お久しぶり(?)ですーーー!
好きと言って頂けて嬉しいです。館千は幸せ妄想ができちゃうのでついつい激ってしまいますね´////`うへへ
ささ、ゆうさんも館千妄想をアウトプット致しましょう♡♡
好きと言って頂けて嬉しいです。館千は幸せ妄想ができちゃうのでついつい激ってしまいますね´////`うへへ
ささ、ゆうさんも館千妄想をアウトプット致しましょう♡♡
